
妙連の滝
赤石温泉の前を流れる 戸川渓谷の奥地
赤石温泉敷地内 裏手から始まる遊歩道で・・・

杉林の森林の中を散歩気分で 10分程です。


戸川渓谷の景色を眺めながらの休憩場所

しばらく行くと河原に 旅人達のオブジェが・・・
皆さん 石を積み上げて 記念に残して行くようです。


渓谷に入った途端に 気温もぐっと下がり・・・
真夏でも 凄く 涼しい場所です。

整備された 遊歩道で 登りも少ないので
皆さん 全然 疲れないって言います。



戸川渓谷の「妙蓮の滝」へと続く道
道遊歩道のようになっており、至るところには
宿の主人手造りの階段や橋が造られている。
スリルある遊歩道を進んで行くと、たたきつける物凄い音が聞こえ
「妙蓮の滝」が出現します。
上方木立の岩間から水がゴーゴーと音を立てて落差20㍍の滝つぼへと落ち、まさに天然クーラー
2段20m、とても絵になるきれいな滝でひっそりとした空間に豪快に流れています。
戸川48滝と呼ばれる滝群の一つ、昔から龍神伝説があり、マイナスイオンと自然あふれ、神秘的な雰囲気を感じさせます。


妙連ヶ淵(滝)伝説
むかし昔、徳の高い僧が修行の地を求めてこの地に足を踏み入れました。さらに奥に進むと見事な滝にたどり着きました。
ここを修行の場にと思いを巡らすが、なおも上流の天空に近い所にと心が揺れ動き、妙案を授けてくれそうなこの滝を 『妙連の滝』 と名づけました。
さらに苦難を求め歩みを進め、途中出会う滝に『毘婆戸』『毘舎婆』と名づけさらに進むと一枚岩の中央を垂直に流れ落ちる滝にと遭遇しました。差し込む陽の光が御光となり、こここそ捜し求めていた荒行の場と定めました。
滝に打たれ修行すること数ヶ月、上人の前になんと天狗が舞い降りてきました。その日より互いに激しい問答を繰り返し、教えを仰ぎ苦難の末、悟りを開いた上人はこの滝を天狗が住む『狗楼孫』と名づけこの地を後にしました。
その後、上人が修行した戸川の上流を聖地として汚れないよう、天狗は2匹の竜を連れてきて、妙連ヶ淵に住まわせ守りにつかせました。
数ヶ月が過ぎ、留守にしていた戸川のことが気になり、天狗が様子を見に来ると、2匹の竜は仲が悪く喧嘩ばかりしていました。これに業をにやした天狗は1匹を別の場所に移し、引き離してしまいました。
それ以来、妙連ヶ淵を訪れると、岩を流れ落ちる水飛沫の音と別に、滝を取り巻く絶壁の中程の細長い窪みの辺りから、相手を呼ぶ竜の鳴き声がもの悲しく、微かに聞こえてくると、今に言い伝えられています。