秘湯守の唄
作詩・作曲 保坂 卓
 
天の恵みと 地の宝
天地の営み いただいて
守り伝えて 幾世代
自然災い 猛威の前に
なす術もなく 立ちつくす
そんな思いも 二度 三度
 
あ~なぜ再建の 槌を打つ
秘湯の魔力の なす技か
 
 
苦労 思いは させまじと
手伝う息子の 背に誓う
何も言わずに 後を継ぐ
それで良いのか 聞き返せない
還暦過ぎし この身では
すまぬ思いを 熱燗の
あ~酒に浮かべて 飲みほせば
 
胸に染み入る 満月の夜
 
 
あ~自然の恵み 守り継ぎ
秘湯の灯び いつまでも
 
 
 
長年 秘湯の湯 赤石温泉を営んできた 主人の思いを綴った唄です。